こんにちは!Zozobiiです。
一周間前にアメリカでLSDが不安障害や鬱病の治療薬に認められたというニュースを見ました。
この記事には、
と記載。
これは非常に素晴らしいことだと思います。
LSDとは = ライ麦やその他の穀物に寄生する麦角(ばっかく)と呼ばれる菌の中に含まれる化学物質、リゼルギン酸からつくられ正式名称はドイツ語由来の「Lysergsäurediethylamid」(リゼルグ酸ジエチルアミド)の略でLSD(エルエスディー)と知られる幻覚剤である。
別名:acid(アシッド) tab(タブ) L (エル)など
効能としては、体全体が繊細になり頭は冴え、幻覚やいろんなものが鮮やかに見えたり、音楽がよく綺麗に聞こえたり映像などが鮮やかに。平均で12時間ほど続くのだが、体感の時間は長く感じたりすることがある。
LSD自体は無色で無味で極めて微量で効果を持つ。量を変えると効果はもっと刺激的になり、経験や、自身の精神状態、周囲の環境、一緒に撮る人によりかなり大きく変化する。これはセッティングと呼ばれており、*マイクロドーズや自身の適量以上を取る場合には非常に重要なことなのだ。つまりLSDを取るには整った環境、マインドセットを作っておかないといけない。
*マイクロドーズは、LSDやマジックマッシュルームなどの幻覚剤を定期的にごく少量摂取して、うつ病の改善を行うという治療法です。
LSDには依存性はあまりないが長期で使用するものでもない。
時々、頭や心を整理するのに使うという感じだ。
とても素晴らしいものだと思うのですが同時に経験がない人は安易にたくさんとってはならないなと思います。
なぜならLSDにはグット・トリップとバッド・トリップというものが存在するからです。
簡単にいうとグット・トリップは良いLSDの旅(12時間が非常に楽しくて愛を感じる暖かい時間)だった。バッド・トリップは最悪なトラウマのような旅(12時間が非常に苦痛で抜け出したくても一生抜けられない感覚の辛い時間)だった。
バッド・トリップの後は大体スッキリすることがあるんですが、その体験が非常にトラウマですと二度とその経験をしたいと思わなくなる人もいるでしょう。よくLSDのを使う状況に例えられるのがサイコロ。LSDの効果は使う人の性格、精神状態、気分、ストレスの有無によってすら左右される。サイコロを振って出る目がランダムなように、基本的にLSDの効果も予測不可能。
LSDの生みの親はスイス人化学者アルベルト・ホフマン博士(通称ホフマン先生)
ヒッピー時代を作った原因となったとされるLSD。マリファナ(大麻)とともに人気をがあった。
ホフマン先生はLSDを物質世界と精神世界の間の掛け橋だと言う。
人間の種々の生理学上のシステムを調整するのに薬が必要なように、精神的な感覚を刺激するためにも薬が必要だ。現実の世界では、物質面だけが全てではなく、精神面も大切だ。が、我々の暮らす合理社会では精神的なものとのコンタクトを忘れがちだ。
と発言されています。
ホフマン先生は数年、麦角菌について研究をしていたが、偶然、吸い込んでしまったホフマン先生は、即座に陽気な気分になったことに気づいたのである。この偶然の発見から先生は自ら実験台になることに。1943年の春の4月19日、先生は0.25mgのLSDを服用した。それは、完全にハイになれる3倍の量だった。
そのことから4月19日はThe Bicycle Day(自転車の日)と呼ばれており、祝われている。大麻の日(4月20日)の一日前だ。なぜかというとホフマン先生が、LSDの幻覚作用を確認した日で覚醒状態で自転車で帰宅したホフマン先生は物がゆがんで見えるといった幻覚症状にもかかわらず、無意識で実際には猛スピードで自転車を漕ぐなどといった経験をし、これを記録に残した。世界ではじめてのLSD によるトリップは「自転車デー」として歴史に残っている。
60年代〜70年代にかけて、世界中の人間が1人残らずドラッグでハイにならなければ世界平和は不可能だと人々を煽動した米国の心理学者ティモシー・レアリーが、1971年スイスに亡命しようとした原因の1つはホフマン氏の存在だった。また、アンディー・ウォーフォール、ジャスパー・ジョンら20世紀を代表するポップ・アーティスト、作家のトム・ウォルフらもLSDによってインスピレーションを受けたとしてホフマン先生に作品を捧げた。
LSDも当初治療薬として使用されていたが、まもなく麻薬として使われるようになり、その評判を落とした。1960年代にはヒッピーの間で大麻と同様、サイケデリック・ドラックとして広まり、製造を中止。その後禁止された。
LSDが徐々に世界各国で麻薬指定されることになる。
日本では1970年頃から海外から流れてきて、紙にLSDをスポットしたペーパー・アシッドが出回り始め人気が広がる。すぐに1970年に麻薬に指定。
日本ではLSDやマジックマッシュルーム等をとって幻覚を見ている状態のことを『曲がる、曲っている』なんて言ったりします。
有名どころですと、Appleの生みの親スティーブ・ジョブスや、バンド ビートルズも好んでLSD を使いアイディアを生み出していたそう。
*LSD は日本では麻薬指定されています。
Zozobiiのいくつかの体験からして、容量、用法を守れば素晴らしくハッピーに愛にあふてた感覚になりすごく好きなんですが、
一時期ゴキブリがすごく嫌いで、好きになろうと決めネットでゴキブリについてたくさん調べていたことがありました。そして友人らと山の奥へキャンプをしに行き、知らずにたくさんの量のLSD をとってしまい。ものすごくトリップしてしまい動けなくなったことがありました。少し地獄のような感覚。
12時間が一生に感じ友人らは人間サイズのゴキブリに転身していて、不思議なトリップでした。終盤には自分は母親の子宮の中にいる感覚を感じ、あぁ愛ってこのことなんだなんて思ったのでした。。地獄を経験して天国を知るみたいな。
ゴキブリについては、今だに苦手ですが昔よりは叫ばなくなりました(笑)
バットトリップとはどんなものなのかはこの映画を見ていただければ完全にわかると思います。
記事に戻りバイオ医薬品会社のマインド・メディシンが開発したLSD 治療薬『MM120』の臨床試験は2022年8月から始まった。医療現場でLSDの研究が行われたのは約40年。麻薬成分サイロシビンを使ったうつの治療薬と、合成麻薬MDMA(通称エクスタシー、モリー)を使った心的外傷後ストレス障害(PTSD)の治療薬が、それぞれFDAのブレークスルー治療薬に指定された。
この『MM120』にはバット・トリップはないという。そしたらそれは本当に不安障害やうつの人にはもってこいの治療薬になるかもしれない。
Zozobiiは大賛成です。
LSDは鬱病を治せる!
全ての画像はAIで作成
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