アメリカで不当逮捕された話

This blog uses affiliate advertising

こんにちはZozobiiです。

今回はアメリカに滞在していた頃に不当に逮捕され、3泊4日で拘束された話について語りたいと思います。

数年以上前の話になりますが、米コロラド州の友人を訪ねていました。

首都のデンバーに滞在し最初の週は飲みに行ったり、踊りに行ったりして楽しく過ごしていました。

滞在期間は三週間の予定でした。

が滞在一週間が過ぎ問題の日が起きてしまいます。。

友人らとクラブに遊びに行き、散々踊り飲み、いざ帰ろうとなった時に事件は起きました。

喧嘩をし始めた全く知らないグループを何故か止めに入ろうと中に入ってしまったんです。

入らずに帰るなりすれば良かったんですが、、お酒の勢いもあり変な正義感が働いてしまったんですね。

あまりにもみんなが熱くなっていたいたので、警察の到着が長く感じました。

やっと警察が来てホッとしたのを覚えています。

警察来てすぐに警察官が私達に近づいてきて事情を聞きはじめました。

事情を話してすぐに5分ほどたったら警察の人たちが違う場所で話を聞くので車へ行きましょうと言われ連れて行かれることに。

車両に着くと手を後ろにしてくれと言われて、え?と思いつつ一つの腕を後ろに持っていく時に警察官はもう片手の腕を掴み後ろに持っていき、手錠をかけ始めました。

 

私は一瞬のことに混乱して言葉も出ず涙が出てきて放心状態になってしまいました。

そして車の後ろに無理やりぶち込まれ連行されることに。

実はこの時警察はミランダ警告を私に言わなかったのです。

 

ミランダ警告(Miranda warning)とは、アメリカ合衆国において警察が人を逮捕する際に、その人の権利を説明するために必ず伝えなければならない一連の警告のこと。この警告は1966年の最高裁判所の判例「ミランダ対アリゾナ州」に由来している。
この裁判により、被疑者が自分の権利を知らされずに自白した場合、その自白は法廷での証拠として無効であるとされました。ミランダ警告はこのようなことを警察が言わなければならない:黙秘権:あなたは黙秘する権利があります。
自白の帰結:あなたが話すことは、法廷で証拠として使われる可能性があります。
弁護権:あなたには弁護人を雇う権利があります。
経済的支援:もし弁護人を雇う費用を負担できない場合、国が弁護人を提供します。
これらの権利は、逮捕された人が不利益を被ることなく、また強制や圧力による自白を防ぐために重要です。

そして泣きじゃくりながらJail(拘置所)に到着しブッキングをされることに。

ブッキングとは警察用語で、逮捕された人が警察署に連れて行かれ、正式に逮捕記録に登録されるプロセス。
このプロセスには、個人情報の記録、写真の撮影(マグショット)、指紋の採取などをする。また、逮捕時の持ち物の記録と保管も行われる。

日本ではこのようなプロセスを一般的に留置と呼ばれるが、ブッキングという用語は使われない。

男女混合の待合室でこの段取りを終えるまでに5時間ほどかかりました。椅子は冷たくいろんなことをで連れてこられた人たちがただただ自分の番が来るまでを待ちます。

そして別室へ連れて行かれ持ち物検査のために女性警察官の前で裸になります。

前屈したり、しゃがんだりいろんなポーズを強要されました。

自分が着ていた服を没収され、指定の服を着ろと渡されました。

白黒のシマシマを想像していたんですが薄緑のセットアップの服を着ることに。

着替えて、2階に連れて行かれそこでプラスチックのコップとスプーンを渡されました。

フォークじゃないのは攻撃などに使われないためだと思います。

部屋に連れてかれそこで鍵が閉まります。部屋は非常に小さくて二段ベットにトイレとシンクがありました。

そこにはすでに一人の女性がいました。

その女性はヘロイン使用のために拘束され、この後刑務所に移動すると言っていました。

ここに来るのは初めてではないことも言っていました。

私の事情を彼女に話したら『大丈夫よ、プロベーションのみですぐに出れるはず』と言ってくれました。

プロベーション(probation)とは、罪を犯した人が刑務所に入る代わりに、特定の条件のもとで社会内で生活を続けることを許可される制度。この制度は、犯罪者の更生を助け、再犯を防ぐことを目的としている。

金曜日に連行されたので月曜日に出れるか出れないかが決まるとも教えてくれました。

こんなところに3日も居なきゃいけないのかと絶望したのを覚えてます。

部屋の中にはもちろんテレビや本があるわけでもなく、ひたすら壁と睨めっこしながシクシクと泣いていました。

朝、昼、晩と食事の時のみ部屋の外の憩いの場に出ることができます。

初めての食事の際にご飯が本当に不味過ぎて一口食べてトレイにあったりんごだけをとり、残りのものは捨ててました。その時に謝ってもらったスプーンも捨ててしまうことに。

後々の食事を手で食べることに。。

食事の際に違う部屋のトムボーイ的な女の人にひたすらウィンクでアピールされるもこっちはそんな気分じゃないんだよ と思ったのを覚えています。

オレンジ・イズ・ニュー・ブラックが現実になったように感じました(笑)

この3日間ほんとーに長かった。

長いこと刑務所に入ることがいかに辛いかを少しでも経験した日になりました。

後編へ続く。。

生徒一人一人に合わせたカスタマイズマンツーマンレッスン【スパルタ英会話】

コメント